↑普段は喧嘩が絶えないダンク(右)とへルック。でも、寄り添えば安心できるらしくw

 

新型コロナの影響で、
入院を延期するとか、転院するとか、すったもんだがありましたが、
2月3日、無事、予定通りに入院することができました。

ただ、感染予防の観点から、入院中は原則、面会禁止。
入院・退院時のみ、1名だけ付き添いが認められる、という厳戒態勢。
なので、入院に必要なものをスーツケースに詰めて朝、栃木へ赴き、
入院手続き後、着替えやタオルをロッカーに収納したり、
大量のマスクや消毒スプレーを取りやすいところにセッティングしたり、
入院ライフが送れる設定が済んだ時点で、退室と相成りました。

滞在時間、わずか1時間あまり。
行き帰りの移動時間は5時間と、かなりの強行スケジュールとなりましたが、
なんとか立ち会えてよかったですw

で、入院中の母の様子はというと、
ようやく治療をスタートできる、という安心感からでしょうか、
体調不良が出て以来、1ヶ月以上も食欲がない、食べられないとこぼしていたのが嘘のように、昼食も夕食もほぼ完食したとか。

改めて気持ちの問題って大きいな、と実感しちゃいました。

さらに、栄養不良を改善するべく、食事を工夫したのがよかったのか、
胸水の貯留スピードが明らかに下がっている模様。
なので、入院の目的である胸膜癒着術の実施は、月曜日まで見送りとなりました。

このまま、胸水貯留が進まなければ、胸膜癒着術事態を再検討してもいいのかな? なんて密かに考えています。

 

私も乳ぽん治療中、体験していることなのですが、
同じ病でも、同じ治療でも、
症状の出方や薬の効き方は、個々人で全然違う。
なので、基本「やってみなければわからない」という前提の元での選択と決断になります。

自分事なら、仮にこの選択はイマイチだったかも、と、後で思ったとしても、
決めたのは自分だからね〜。
結構、調べて、検討して、納得して決めたんだから、仕方ないか、
ってやれるんですけど。
少なくても私はw

ただ、これが他人(=母)のこととなると、難しい。
何せ、私とは違う価値観、思考、体質の持ち主ですから、
どんなに一緒に考えて、検討して、一応、納得して決断したとしても、
やってみた後でどう感じるのかはわかりません。

つまり、サポートする私からすると、
治療の結果もやってみなければわからない
母がどう感じるのかもやってみなければわからない
わけで。。。

まぁ、自身が患者の側だったとしても、
患者を支える側だったとしても、
結局、できるのは、「人事を尽くして天命を待つ」なんですよね。

正直、例えば、今のところ受ける予定の胸膜癒着術を受ける判断がよかったのか、悪かったのかは、わかりません。
本当に、全然、わからない。

さらに、一次治療を抗がん剤ではなく、免疫チェックポイント阻害薬(オプジーボ・ヤーボイ併用療法)を選択したのがよかったのか、悪かったのかもわかりません。

 

自分の人生なのに、
ほんと〜に、自分でコントロールできない部分が多いんだな、と、
つくづく思います。

だから、ヒリヒリしますけどね。
その分、ワクワクしたり、思いがけない大きなプレゼントをもらえたりするんですけど。

 

今は、マイナスな情報からくる衝撃を私が引き受け、
情報を噛み砕き、受け入れやすいように咀嚼して伝えることで、
患者=母のメンタルを健やかに保つことに注力していきたいと思っています。

病は気から。
安心したら、急に食事ができるようになってしまうように、
栄養状態が改善され始めたら、胸水の貯留が緩やかになったように、
気持ちの安定が少なからず治療効果を高める傾向はあると思っているので
そこに注力していきたいと思ってます!!