↑入院の付き添いの帰りにお土産に購入したいちご。これまでは地元・栃木県産いちごを買っていたのだけど、何度も行き来していてその度に買ったいたら飽きちゃったので、気分を変えて茨城県産と福岡産を購入。なんでわざわざ栃木で、って気持ちもありますが、おいしけりゃなんでもいいよねw

 

3月1日、ばばちょ再入院しました。

2月3日の入院は、胸水貯留を軽減するための胸膜癒着術をするためでしたが、
ご存知の通り、急に胸水貯留がストップしたので見送ることに。
よかった!って喜んだのも束の間、入院中にオミクロンもらっちゃって大変なことになっちゃいましたが^^;

2月中旬の入院は、まさに新型コロナ治療のため。
お医者様の先手先手の治療のおかげで、軽症状態で寛解することができました。

で、3度目の正直ってわけではありませんが、
今回の入院は本格的な治療のための入院になります。

 

今回、ばばちょが受けるのは、
オプジーボ・ヤーボイ療法
という、昨年5月に承認されたばかりの新しい治療法。

体内で、着々と仲間を増やしているぽんちゃん(=がん)も、実は必死で、
免疫チームのラスボス的存在、キラーT細胞から逃れるべく、
目眩しの物質を出して身を守っています。

その目眩しを防止する役割を担うのが、本庶先生等が開発したオプジーボ。
はたらく細胞のオプジーボ編では、キラーT細胞が目を守るために装着するゴーグルとして表現されていましたね。

一方、ヤーボイは、キラーT細胞自体を活性化するお薬。
ドラゴンボール的に言えば、キラーT細胞をスーパーサイア人にグレードアップするようなイメージ。

つまり、オプジーボで、キラーT細胞にゴーグルを装着させ、がん細胞からの目眩しを防止し、
ヤーボイでキラーT細胞をスーパーサイア人化して超パワーアップすることで、
がん細胞を駆逐しよう!という治療法です。

私が乳ぽん治療時に受けた手術療法や、化学療法(=抗がん剤)に放射線療法を加えた標準治療の柱である3大治療は、がん自体を攻撃したり、取り除く治療に対し、
今回、ばばちょが受ける免疫治療とは、自己免疫の働きをサポートすることで自らの免疫システムでぽんちゃんを駆逐しよう、という、これまでとは全く違うアプローチの治療というわけです。

※オプジーボ&ヤーボイ療法はがん免疫療法と言われますが、自由診療の免疫療法とは全く異なるものです。厚生労働省が承認、ちゃんと保険適用となっている標準治療になります

こんな風に書くと、まさに夢の治療と思ってしまいがちですが、
やはりお薬、副反応のリスクは当然、あります。

ただ、一般的な抗がん剤のようにがん細胞と一緒に正常細胞までダメージを受けてしまい
髪の毛が抜ける
骨髄抑制で貧血や感染リスクのアップ
嘔吐や激しい吐き気
味覚障害
末端神経の痺れ
といった副反応はほぼないとのこと。

その分、間質性肺炎とかホルモン異常といった副反応のリスクはあるそう。

ってことで、ばばちょ、入院と同時にモニターを装着。
呼吸状態や心臓の状態など、しっかりチェックされているそう。

で、本日=3月2日、初めてのオプジーポ&ヤーボイ投与を受けました!!

先ほど、ばばちょより電話があって、
今のところ、特に不調はなく全然、平気!
とのこと。

ここから1週間ほど、状況を確認し、順調にいけば退院となるようです。

 

そうそう、先の入院中に新型コロナに感染しちゃったことに対する配慮からか、
大部屋に入る予定が、病院都合(つまり、差額ベッド代なしw)で個室に入院できることに。
なので、テレビもイヤフォンなしで見れるし、電話も部屋でできるし、
トイレやシャワーもお部屋にあるので、かなり快適なよう。

あと、どうしても血中酸素濃度が95を超えないので、
酸素投与も開始した模様。
これを使えるようになると、酸素ボンベをゴロゴロしながらになってはしまいますが、
息切れが治るので、ちょっとした動きや食事も楽になるのでは?と、期待しています。

治療に臨むには、どうしたって体力が重要。
睡眠に関しては、お薬や眠る環境整備でかなり睡眠の質は向上したので、
次は、食事。
少しずつ量もとれるようにし、栄養状態を改善、体力回復が目下の目標です。

症状が出始めると、体力や栄養状態など悪くなるのは早いものですが、
回復に向けるのは時間がかかります。
慌てず騒がず、淡々と一つずつ状態をいい方向にチェンジしていこうと目論んでます(爆)