↑術前の検査を終えたルークさんと、動物病院の待合室で

年に1回の精密検査と、3ヶ月に1度の定期観察を除けば、
もはや、乳ぽんだったことを忘れてしまうくらい元気いっぱいの私ですが、
数年前の今頃は、化学療法(抗がん剤治療)の真っ最中でした。

5月から3週間に1度のタームで抗がん剤の投与を受けていた6年前。
9月も後半になると、全8クール中の終盤に差し掛かり、
副作用もかなり重くなっていたことを思いまします。

そんな副作用と対峙する私の癒し担当として、常に見守っていてくれたのが愛犬ルークでした。

副作用が重く、倦怠感で横になっている私の側を離れず、
ふと目があると、満面の笑みを見せてくれる。
別に看病してくれるわけではないけれど、その屈託のない表情にどれだけ癒されたかわかりません。

ちなみに、通常、抗がん剤で免疫が下がっている期間は、不特定多数の人と会うことを避けるようにアドバイスされます。

というのも、元気な状態ならなんてことなくはねのけられる細菌やウィルスにも簡単に感染しちゃう状態だから。

じゃあ、犬が一緒にいて大丈夫なの? と思いますよね?

私も心配でお医者さまに伺ったら、
犬の細菌やウィルスは、基本、人には感染しないから大丈夫
なのだそう。

ってことで、私の場合は、愛犬ルークが頼もしい看護人ならぬ看護犬でした。

当時は、まだ若かったルークさんも、あと数ヶ月で14歳を迎える老犬に。
シニアならではのトラブルもちらほら出始め、
この度、ちょっとした手術を受けることになりました。

6年前は、副作用でイライラしている私に文句の一つも言わず、
ひたすら側で見守ってくれていたルークさん。

実は、私の乳ぽんを見つけてくれたのもルークさん。

今度は、私がしっかり看護するからね。

しっかり手術を乗り越えて、まだまだ一緒に楽しいことをしようね。
と、気持ちを新たにしています。
こうやって、6年前の恩返しができるのも、寛解できているおかげ。
今、元気に生きていられることに感謝・感謝ですっ!